■太鼓襖
縁のない襖のことで上下にはスリザンと呼ばれる薄い木を打ち付けます。主に茶室の茶道口や給仕口などで使われ、スッキリとしてで美しいデザインです。手が紙に直接触れるために汚れやすく、襖角が擦り切れやすいなどのデメリットがあります。坊主襖といって透かし張太鼓といって半透明の紙を使って、組子が透けて見えるようにするものもあり「坊主ふすま」とも呼ばれます。
■倹どん襖
上部の鴨居の溝にいったん差込み、下部の溝にはめ落とします。「落とし込み」とも呼ばれます。
■戸襖
和室と洋室の間仕切りに使われます。洋室側はベニヤの上にクロスまたは合板建材を貼ります。和室側はベニヤの上に襖紙を貼り、周りに薄いふすま縁を貼り付けて襖のように見せます。 |