②保温・断熱の効果があります。
空気は、熱を伝えにくいという特徴があります。い草の断面はスポンジのようになっており、その中に空気がたくさん含まれています。まるで羽毛布団みたいに適度な温度を保ちます。
②室内の温度を調節します。
畳は湿度を吸ったり放出したり、室内の湿度を調節してくれます。い草畳表+藁床の6畳間では3リットル吸湿能力があるといわれており、除湿機と違うのは乾燥してきたら水分を放出することです。畳表など自然素材の畳により、いつも快適な生活を送りたいものです。
④適度の弾力があり、転んでも安心です。
畳は弾力性に優れ、発育期の子供のバランス感覚を養うのに効果的だといわれています。又、適度な弾力性のお陰で、転んだ時も板張りより衝撃が少ないです。赤ん坊時から、自然素材、安心・安全の国産畳で育ててあげてください。
⑤吸音・衝撃吸収効果
上の階の「ドン」という音にびっくりした経験のある方は多いと思います。タイヤを使った実験では、床衝音が吸収されることがわかっています。つまり、床に畳を敷くことで音が軽減されるのです。
⑥畳の色相は他の素材とも相性抜群です。
畳の色は琥珀色に変化します。これは色相学ではYR(イエローレッド)系色と分類され、「暖かさ」をイメージさせる色です。また彩度が低い為、上品で、他の素材と調和を取りやすい素材です。畳は和室だけでなくいろんな空間とマッチします。
⑦香りのある鎮静効果(アロマテラピー)があります。
畳表に使用している”い草”の断面は蜂の巣状となっており、内部の表面積が大きい為に室内の水分を吸収・吸着しやすい構造となっています。高湿度の季節には水分を吸収し、冬の乾燥しやすい季節には蓄えていた水分を放出します。この吸放質性機能によって室内を快適に保ってくれるのです。同様に畳床に使用するわらや建材にも自然に備わっている機能です。 |